ゴメス、意地の無安打阻止打もイライラ

 「巨人8-1阪神」(18日、東京ド)

 阪神・ゴメスがマイコラスの「ノーヒットワンラン」を阻んだ。Tのスコアボードに一度もHランプがともらないまま迎えた七回。先頭の4番が天敵の初球スライダーをとらえ、三遊間を突破した。後続が絶たれ反撃の起点になることはかなわなかったが、一矢報いる痛烈な打球を左翼へ運んだ。

 打線は六回に敵失で1点を奪うのがやっと。結局、主砲のこの1本がチーム唯一の安打となり完敗。試合後、右腕の印象を問われたゴメスは「結果を見れば分かると思う」と、しかめっ面で答えた。

 二回に胸元の147キロを強振し、左翼ポールの左へ大飛球を運んだ。試合が終わってみれば、敵地虎党の心を躍らせたのは、この放物線くらい。マイコラスとは7月20日の前回対戦でも1安打を浴びせたが、同戦も零封負け。チームの天敵にまたも快投を許し、イライラが募った。

 前日17日、主砲は「明日から3戦、全部勝つ」と話していたが、意気込みは砕かれた。「また明日切り替えてやるよ」。この夜の鬱憤(うっぷん)は2戦目で晴らすしかない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス