和田監督ゲキ!岩崎悪夢KO乗り越えろ

 「阪神2-5DeNA」(25日、甲子園)

 なんとも悔しい逆転負けだ。阪神は2点を先行しながら、先発・岩崎優投手(24)が五回に崩れて4失点。勝率5割に逆戻りで3位に転落した。和田豊監督(52)は先発ローテの一角に期待する左腕に対して、「ここを乗り越えて欲しい」とゲキを飛ばした。勝負の後半戦。チームを救う若虎よ、出てこい!

 何度、同じ過ちを繰り返すのか。マウンド上でぼう然と立ち尽くす岩崎を一瞥(いちべつ)し、指揮官は険しい表情で交代を告げた。期待を込めて送り込んだ左腕。持ちこたえられなかった暗転劇に、もどかしさが募った。

 2点リードの五回2死一、三塁。勝利投手の権利を得るまであとアウト一つ。だが代打・桑原に直球を打たれて1点差。続く白崎には右前打、梶谷にも中前へ2点適時打を浴び、江越の失策も絡んで一挙4失点と逆転を許した。今季最多4万6908人が詰めかけたスタンドは、重いため息が充満した。

 今季初勝利を逃した左腕。和田監督はあえて厳しい口調で、苦言を呈した。「勝利投手うんぬんよりもあの回(五回)、乗り越えていかないと。ローテに入ってこられない。追い込んでからが甘かった。うちのスタッフから言うと、5番手あたりに入ってこないといけないピッチャー」

 メッセンジャー、能見、藤浪、岩田と先発4番手までは固定できているが、その後が続かない。先発5番手探し。その苦しい状況を脱する筆頭候補として岩崎を起用した。四回までは無失点と安定感があったが、「そこが何回か課題になってしまっている」という中盤の壁をまたも打ち破ることができなかった。

 左腕も反省点は十分分かっている。「中盤ですね。いつもやられているので。気をつけてはいたんですけど。コントロールにばらつきがあった。どの球種でも勝負できるように技術を磨いていかないといけない」。悔しさを押し殺し、必死に前を向いた。

 チームには岩貞や新人・横山、秋山ら5番手候補が他にもいる。だが岩崎には、昨季新人で5勝をマークした実績があり、首脳陣の期待も高い。だからこそ中西投手コーチは「岩崎はもう一回、行きます。来週」と明言した。

 チームの連勝が3で止まり3位に転落したが、一喜一憂する必要はないだろう。この1敗を、今後の戦いに生かせればそれでいい。懸案の先発5番手。岩崎が踏ん張り、成長した姿を見せてくれると首脳陣は信じている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス