今成昇格即スタメン!三塁手不足に光

 「交流戦、西武0-1阪神」(29日、西武ド)

 頼りになる男が帰ってきた。右肋(ろく)軟骨損傷などで2軍調整していた阪神・今成が、緊急昇格して即先発。1打席目に安打を放ち、フル出場も果たした。三塁手が不足するチームに、貴重な戦力が加わった。

 久々に味わう大歓声と、1軍の緊張感が心地よかった。「スイングはしっかりできた。9回を守れたし、これからも試合に出られるように頑張りたい」。4連勝に沸く歓喜の列で声をはずませた。

 14年9月12日の広島戦以来のスタメン出場。二回無死で牧田から中前打を放った。守備でも軽快な動きを見せ、二回2死でセラテリの詰まったゴロに対し、前進して素早く送球。内野安打にはなったが、体に不安を感じさせない動きを見せた。

 当初は復帰まで2軍で30~40打席を消化することを目安にしていた。だが、西岡、新井良の離脱により予定を繰り上げ、19打席での昇格となった。

 万全の準備で対応してみせた。2軍では脇腹に負担がかからない打撃フォームを模索。14日に実戦復帰後は横田、植田ら10代の野手が打ち終わった後の夕方に、鳴尾浜の室内練習場にこもったこともあった。「早く1軍に復帰したかった」。出番に飢えていた元気印が、チームをさらに勢い付かせる。

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