マートン2年ぶり「3番」で猛打賞

 「阪神1-0巨人」(20日、甲子園)

 安打製造機の真骨頂だ。阪神・マートンがチャンスメークしまくった。2013年9月以来、2年ぶりの3番で今季2度目の猛打賞。「ナイスウィン!」。久しぶりに心からの笑顔がはじけた。

 繊細な投球で付け入る隙のない大竹。ならば、こちらから強引に仕掛けていく。初回、1死一塁で内角へ切れ込むシュートを左前打。六回1死一塁では、外角低めの直球に体を伸ばして食らいつく右前打でゴメスの決勝打へつなげた。

 そして八回、無死二塁ではマシソンの低めの変化球を左前へ運んだ。4月26日・広島戦(マツダ)以来の猛打賞に「ヒサシブリネ」と喜びをかみしめた。

 13日・ヤクルト戦(神宮)から5番でスタメン復帰。5試合連続安打は記録したが、打率は2割台前半で今季初の1番に座った19日は無安打に終わった。

 和田監督は「久しぶりにマートンらしい打撃が出たね」と胸をなで下ろした。「本来は打順で変わる選手じゃない。これが2、3試合続けば本来のものを取り戻すと思う」。打線全体の不振が深刻だけに期待は膨らむ。

 「たくさん練習したし、コーチ陣の助けも大きかったよ」。久々に聖地に響いたマートンコールをかみしめた助っ人。トンネルの出口は、もうすぐそこだ。

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