藤浪 テンポUPで鯉もあっぷあっぷ

 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が7日、甲子園での指名練習で、先発する8日の広島戦に向けて調整した。前回の巨人戦ではテンポを意識した投球で、敗れはしたものの8回1失点完投。つかんだ手応えを胸に、連勝中の勢いにも乗って前回の対戦で敗れた広島にリベンジを狙う。

 つかんだ手応えは離さない。マツダスタジアムでの対戦とは違う姿を見せて、やり返すだけだ。意識を置くのは投球時のテンポ。藤浪が、深まる自信と共に「鯉斬り」に挑む。同じように屈するつもりはない。

 「(2日の巨人戦は)いい感じやったんでそれをもう一回続けられるように。まあ、もう一回とは言わず今後も続けていけるように。自分の中でしっかりとテンポ良く、しっかりリズムをつくれるように心掛けたいです」

 相手のことより、まずは自身の投球に集中する。2日の巨人戦では8回1失点で完投負け。ただ、無四球で球数は99球という少なさだった。テンポアップを意識したことが、結果につながった。

 「リズムが悪いより、リズムがいい方が間違いなくいいと思うので」と藤浪。その巨人戦の前、2敗目を喫した4月25日の広島戦(マツダ)では、5回6失点で球数は106球。球数がすべてではないが、広島戦を踏まえて臨んだ巨人戦の数字を見れば、修正の成果がはっきり分かる。そのスタイルで挑む。

 「得点圏の場面とかでは、テンポとか投げるタイミングとかも変わっていきますけど、その上で極力いいテンポで、ポンポン投げていければと思います。サインさえ合えばポンポン間を短くして、という意識はあります」

 この日は青空の下、ショートダッシュなどで汗を流した。前日の劇的なサヨナラ勝ちはロッカーで見ていた。チームが連勝した中、自身は3連敗中。それでも、取り組んできたことに迷いはない。

 「(チームは)連勝中ですし、その流れに乗っていけるようにとは思いますし」。前回の様にはやられない。敵地での雪辱を甲子園で晴らし、チームを加速させる。

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