遼馬 虎史上初の開幕2日連続勝利

 「阪神1-0中日」(28日、京セラ)

 真っ向勝負だった。全11球、オールストレート。チームに勢いを生む3者凡退で、サヨナラ劇へ導いた。阪神・松田遼馬投手(21)が球団史上初の開幕から2日連続勝利だ。

 「きょうもたまたま。投手が抑えて、サヨナラになっただけなので。でも、いい流れを切らなかったのは、よかったかなと思う」

 出番は前夜と同じく同点の延長十回。梅野のミットを目掛けて、思い切り右腕を振り下ろした。1死では代打・ナニータをこの日最速、148キロの内角直球でバットを折り、投ゴロに仕留めた。

 「四球もなく、ああいう場面を3人で終われたのはよかった」。内容にも手応えをつかむ連投となった。

 1軍デビューを果たした13年。自信をつかんだ場所が京セラドームだった。同年8月17日のヤクルト戦。八回に自身初の1点リードで登板して無失点で切り抜けた。

 「あの試合が今までで一番、緊張した」。僅差での登板の難しさを知り、勝利に貢献する喜びを知った経験が、今に生きている。

 13、14年はケガに苦しんだ。だからこそ、開幕から1軍で投げられる喜びを感じてマウンドに立つ。「大切な場面で投げさせてもらっているので抑えようと思っている」。1年間フル回転を目指す4年目。遼馬は全力で突き進む。

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