19歳横田 OP戦必死デビュー打!

 「オープン戦、阪神5-3ソフトバンク」(3日、丸亀)

 必死だった。四回2死満塁。阪神・横田はバットを指2本分、短く持って打席へ向かった。

 マウンドには武田。昨年の日本シリーズでチームが苦しめられた右腕。初球、甘い直球を打ち損じてファウル。2球目、高めに来た142キロの直球に食らいついて左前適時打とし、雄たけびを上げながら一塁へ駆けた。

 2打席目までは大隣の前に手も足も出なかった。初回は当てただけの捕ゴロ、三回には、追い込まれてからワンバウンドのフォークにバットが止まらず空振り三振。1軍投手に翻弄(ほんろう)された。

 ただ、そこで終わらないのが、非凡なところ。「1、2打席は打ってなかったんで、何が何でも打ちたかった。レフト方向を狙った?ただ打っただけです。当てれば何かが起こると思いました」と必死な思いを口にした。

 2月28日のオリックスとの練習試合でも3打席目に左前打を放った。試合の中で修正する能力がある。

 試合前の打撃練習では場外に豪快に飛ばした。ソフトバンクの練習が始まると憧れる柳田の動きに目を見張った。「すごかった。ああなりたいです」と目を輝かせた。

 この一打で4日に行われる聖地でのソフトバンク戦出場も勝ち取った。「結果を出したい」と話す19歳。泥くさく食らいつく。

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