メジャー仕様マウンド好評なら甲子園に

 「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)

 阪神が甲子園のマウンドをメジャー仕様の硬いマウンドに改造するかを宜野座でテストすることが16日、分かった。すでに宜野座のブルペンは15日に工事済み。17日から実際にメッセンジャーら投手陣が使用し、好評ならば今季から正式に甲子園で採用する。

 工事で使用されたのは「マウンドクレイ」というメジャーで使用される粘土。今回は投手の足が着地する部分を、粘土だけで固めたものと、粘土を圧縮したブロックを埋め込んでその上を粘土で固めたものと、2種類のマウンドを試す。

 同様のマウンドは、昨年11月の甲子園での阪神・巨人連合対MLB選抜でも使用された。先発した能見は掘れるマウンドを好むが、登板後は粘土を使用したマウンドを気に入ったという。メッセンジャー、藤浪は以前から硬いマウンドを好んでおり、採用に支障は少ないと見られる。

 すでにメジャー仕様のマウンドは東京ドーム、マツダスタジアムで採用され、今季から神宮、京セラドームでも採用される予定。トレンドとなりつつあるマウンドが聖地にも登場するかもしれない。

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