福留、黒田攻略は“キラー”に任せろ!

 阪神の福留孝介外野手(37)が20日、米ハワイでの自主トレを終えて帰国した。伊丹空港に到着後、1年間のフル稼働を誓うと同時に、米大リーグから広島に復帰した黒田博樹投手(39)を警戒。日米通算での対戦打率・331を誇る“黒田キラー”のベテランが、優勝を争う広島の大黒柱を打ち崩す。

 簡単に打てる投手ではないことは分かっている。ただ、年月がたっても、記憶と感覚は残っている。福留はこんがりと焼けた褐色の顔に黒田攻略への自信をみなぎらせた。

 「一線級の投手が帰ってくるのは打者からしたら嫌だし、広島へというのが嫌。だけど、嫌、嫌とばかり言っていられない。自分たちで攻略するものを見つけていきたい」

 これまで何度もしのぎを削ってきた。日本では中日の主軸として、広島のエース・黒田と対戦。日本での通算対戦成績は112打数37安打、4本塁打、13打点。福留がこれまで対戦した投手で最も安打数が多いのが黒田だ。

 米国でも08、11年に対戦し9打数3安打。日米合計で121打数40安打、打率・331と相性は抜群。「いいか悪いかで言えば、いいイメージ」と感じている。

 それでも黒田は昨季もヤンキースのローテ投手として11勝を挙げるなど、米大リーグで5年連続2桁勝利の実績を誇る。「米国で技術も力も全てにおいて、まだバリバリでやっている。今年はどうなるか分からない」と警戒心は強い。

 どんな好投手でも打ち崩すために、このオフは自らを追い込んできた。年明けからはハワイで約2週間の自主トレを行った。阪神移籍後、最も多い走り込みを敢行。すでに下半身は仕上がっており、振り込みを開始できる段階まで進んでいる。

 今季に懸ける思いも強い。昨季は夏場以降とポストシーズンで活躍。しかし、3月30日の巨人戦で西岡と激突して大けがを負った影響で、シーズン序盤は低調だった。今年は3年契約の最終年。「それが一番のベスト」と開幕から1年間、フル回転も目指す。

 黒田とは親交も深い。ともに米国でプレーしていた時は、一緒に食事をするなど交流を持った。広島復帰が決まった後には電話をかけて「またよろしくお願いします」とあいさつした。黒田との対戦はカブス時代の11年が最後だ。もう一度、胸が躍る対戦を-。福留は誰よりも再戦を心待ちにしている。

2023-11-05
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