黒田攻略“狩野や”恐れなければイケる
阪神・狩野恵輔外野手(32)が8日、兵庫県西宮市内で自主トレをスタートさせた。右の代打として期待される今季は、他球団の主戦撃ちを託される。最も警戒を強める広島・黒田とは過去の対戦で苦手意識はなく「恐れない」と言い切った。
チーム一丸で「狩野マインド」を共有できれば黒田攻略の鍵になるかもしれない。狩野は西宮港を望む海岸線を突っ走った。プロ15年目の始動はアゲンストの寒風が相手。白い息を吐きながら「1本目!」と号砲を鳴らし難敵に立ち向かう決意を表明した。
「黒田さんと対戦した経験者として伝えられることもある。ヤンキースの黒田さんだ!と意識し過ぎないほうがいいし、変に恐れないほうがいいと思う。実際に打席に立ってみてすごいと感じるか、大丈夫と感じるか…」
広島時代の黒田に悪印象はない。プロ初安打を巨人戦のサヨナラ二塁打で決めた07年の4月。その快挙から10日後の広島戦で対戦し3打数1安打。内角のシュートを中前にはじき返してブレークの勢いを本物にした。
「もしかしたら球速自体は当時より落ちているかもしれない」と先入観の排除を訴える。戦前から萎縮すれば敵の思うつぼ。黒田を恐れない!狩野の肝っ玉が勝機を生む。
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