榎田スライダー磨く!中継ぎで原点回帰
阪神・榎田大樹投手(28)が18日、鳴尾浜で自主トレを行い、自身の武器であるスライダーをもう一度磨く考えを示した。今秋季キャンプで臨時コーチを務めた大野豊氏(59)から「スライダーを見直した方がいい」と指摘を受けたことがきっかけ。来季中継ぎに再転向する左腕は、もう一度原点に戻る。
理想とするのは、33ホールドをマークしたプロ1年目(2011年)のスライダー。キレがあり、空振りが取れた。「そこをもう一度見直していけたらいい」と話した。
そのために、まず意識するのは直球。「真っすぐのキレが戻れば、スライダーの軌道も良くなってくる」。自宅では柔らかいボールを握り、指先の感覚を確かめている。全ては、来季完全復活を果たすためだ。