和田監督“黄金の左”は2年連続不発…

 「プロ野球ドラフト会議」(23日、グランドプリンス新高輪)

 ポストシーズン無敗を誇る阪神・和田監督の強運は不発に終わった。前日に1位指名を公表し、4球団が競合した早大・有原の抽選。昨年の大瀬良と同じく残り福を待つ形となったが、直前の日本ハムに当たりくじをさらわれた。

 外れ1位で入札した亜大・山崎も、昨年の柿田と同じくDeNAと重複。くじ引きでも封筒を開ける前に中畑監督のガッツポーズを見せられるところまで昨年と合致する皮肉な巡り合わせとなった。

 2年前に藤浪を引き当てた金色のネクタイを締めた。午前中には神田明神を訪れ、昼食は昨年の親子丼から2年前と同じカツ丼に戻した。できる限りの験を担いで運命の日に臨んだが、黄金の左手を抽選箱に入れた時、すでに交渉権確定の封筒は存在していなかった。

 新日鉄住金鹿島の左腕・横山を筆頭に、石崎、守屋の社会人投手を3人、大型外野手との呼び声高い駒大・江越、高校生では唯一、近江・植田を指名した今秋のドラフト。

 「クジはもう終わったこと。取りたいところがバランスよく取れたので、まずまずじゃないかな。特にピッチャーに関してはね」と和田監督は満足げな表情を浮かべた。ドラフトでためた運は、日本シリーズで一気に使い切る。

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