和田監督、初戦必勝で流れに乗る!

 阪神・和田豊監督(52)が21日、西宮市内で行われた「2014 SUZUKI 日米野球シリーズ」の会見に出席。11月11日に開催されるMLB選抜との試合(甲子園)では阪神・巨人連合チームの指揮を執るが、まずは25日に迫ったソフトバンクとの日本シリーズへ向け、初戦必勝の熱い思いを口にした。

 メジャーのスター軍団と対峙(たいじ)する日も、心待ちだろう。だが、指揮官が思い描くのはただ1点、日本一のフラッグを甲子園に掲げる風景だけ。

 相手は超強力打線を擁するソフトバンク。「戦力としてはスゴイものがある。最後の最後で、ここっていう試合を取って上がってきている。勝負強さ、修羅場をくぐっての日本シリーズだからね。それなりの状態で来ると思う」という難敵だ。

 だが、勢いならば猛虎も負けていない。宿敵・巨人を4連勝のスイープで下した強さは敵の脅威になる。和田監督も「いい状態で日本シリーズに入れる。いい試合ができると思う」と自信を示す。

 鍵を握るのは初戦。「やっぱり短期決戦だからね。流れに乗ってしまった方が強い。そういうものを引き寄せたいよね、初戦で」。11年前は第7戦までもつれた末に敗れたが、今回は本拠地・甲子園が初戦の舞台となる。「甲子園からスタートできるのは、非常にありがたい」と流れは猛虎にあるといえる。

 大事な一戦の先発は「もう伝えてある」と和田監督。その初戦先発はメッセンジャーが有力だ。CS突破後初の全体練習では「自分の中でよしっ、いけるという動き、表情を(選手が)していた」と手応えもある。先手必勝。猛虎の進撃は、頂にたどり着くまで止まらない。

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