和田監督ゲキ効いた「悲壮感やめよう」

 「セCS第1S第1戦、阪神1‐0広島」(11日、甲子園)

 タテジマが大きな一歩を踏み出した。5度目の挑戦にして初のCS初戦白星。薄氷の1点差を守り切っての完封勝ち。阪神が巨人への挑戦権をかけた球団史上初となるCSファーストステージ突破に王手をかけた。

 試合前、和田監督は全選手を前に声を張った。「ゲームを楽しんでこい!悲壮感はやめよう!」。大一番を前に適度の緊張感に包まれるのは大いに結構だが、9月初旬にベンチを覆ったような重苦しい雰囲気になるのを未然に打破したかった。

 来季続投が正式決定した前夜、自宅で家族から「おめでとう!」と祝福を受けた。決戦を控えた夜ではあったが、すんなり眠りにつけた。「目覚めは早かったよ」。心新たに、すがすがしい朝を迎えられた。

 1番に西岡を配した短期決戦用の新オーダー。「剛の持ってる雰囲気、オーラをヨーイドンから見せて欲しかったから」。二回、1死一塁では、福留‐藤井の間でランエンドヒットを仕掛けるなど、攻撃的采配が白星につながった。

 「ここまで来たらあした一気に決めたい。超満員の中でいいゲームをして、あした決めたい」。逆転日本一をかけた東上チケットが目の前にある。連勝で決める。

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