福留2軍でアーチ「状態上がっている」

 「ウエスタン、広島6-7阪神」(21日、由宇)

 阪神・福留にアーチが飛び出した。三回の第2打席。3ボールからの4球目、先発・今井が投じた低めのスライダーに鋭く反応した。完璧に捉えた打球は、大きく弧を描き右中間席へ吸い込まれた。

 「あれは孝介ならではの当たり」と平田2軍監督も絶賛。初回には技あり打も放った。無死一、二塁で、カウント2‐2から外角変化球を流し打ち。低いライナーで遊撃左を抜き、好機を拡大した。

 不振により、11日から2軍戦での調整が続いている。この日の打撃練習前のトス打撃では、バットを持たずにスイングの動作から左手でボールをつかむ練習を繰り返した。「いろいろなことができているし、それを試合で出せるかだね」と淡々と話すが、日々の練習にさまざまな工夫が見られる。

 一発に一喜一憂する立場ではない。それでも文句なしの長打に「状態は上がっていると思う。いい時もあれば、悪い時もある。その波をなくしていかないとね」と話した福留。完全復活へ向けて、黙々とバットを振り続ける。

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