ゴメスの野望…AJにあっと言わせる

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が2日、仙台市のコボスタ宮城で全体練習に参加。楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手(37)との対戦を前に「意識する選手」と明かした。メジャー時代に対戦経験があり、2年ぶりの再戦。大物メジャーリーガーのお株を奪う一撃で交流戦初の初戦白星を飾る。

 スーパースターを意識しないはずはないだろう。ゴメスはジョーンズと同じ舞台で相まみえることを喜んだ。

 「12年に彼がヤンキースで、僕がレッドソックスにいたときに対戦したことがある。有名な打者だから、意識して見ていたよ」

 ブレーブス時代の05年に51本塁打、128打点で2冠王に輝いたメジャー屈指のスラッガーとは、1シーズンだけライバル球団で争った。仙台での2連戦は2年ぶりの「再会」となる。「意識する」の中身を問われると「それは、ホームランバッターとしてだよ」と、真顔で答えた。

 ジョーンズはメジャー通算434本塁打。同じ右打者として遠くへ飛ばす技量は教材そのものだった。自身はメジャー時代に2本塁打。実績ではかなわないものの、「4番対決」で気後れするわけにはいかない。37歳のジョーンズは日本で晩年を迎えているが、29歳のゴメスはまだまだ伸び盛り。同じ土俵で戦う以上、米国時代の「序列」をなにくそと覆したいところだ。

 前カードの日本ハム戦(札幌ドーム)で右中間へ殊勲打を放ち、低調気味だったスイングに回復の兆しが見えた。関川打撃コーチは「あの1本はきっかけになるよ」と期待を込める。この日は炎天下の仙台で全体練習に参加。初めて訪れたコボスタで無人のスタンドへ放物線を描き「格好いい球場だね」と、あごヒゲをさすった。

 本番で「大物」を食いたい。ゴメスがジョーンズのお株を奪う。

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