和田監督指令!西攻略へのカギは初回
初回につかまえろ‐。阪神・和田豊監督(51)が19日、交流戦初戦で対決するオリックス・西攻略のカギとして、立ち上がりに先制パンチを浴びせる速攻を挙げた。破竹の7連勝を誇る右腕を攻略し、白星スタートを飾る。
完璧な人間などいない。必ずどこかにスキはある。全7失点中、4点を失い、被打率・300と苦いデータを抱えるのが、西の初回だ。不安定な立ち上がりに猛虎の勝機は存在する。
「7連勝するだけの何かは持ってるんだろうけど、すべてが完璧というわけじゃない」。いきなり対決する難敵とのマッチアップにイメージを膨らませながら、和田監督は脳裏で攻略図を整えた。
ペナントの順位を占う交流戦への不安はある。一昨年が5連敗発進。ひとつの貯金を蓄えた昨年も3連敗スタート。初対戦もしくは、対戦数の少ない投手との顔合わせに身構えてしまう傾向がある。
「初モノというところで、構えてしまうところがあるからな。パ・リーグの打者はガンガン来るんだけど」と虎将は失敗を恐れない積極さの重要性を説いた。アクセル全開。全速力で弱点を攻め、序盤でマウンドから引きずり降ろす。