榎田1失点またG戦快投!キラー復活

 「阪神3‐6巨人」(10日、甲子園)

 Gキラー復活‐。悔しい敗戦の中に見えた、一筋の光明だ。「自分の投球スタイルは出せたと思う」。阪神・榎田の表情に、自信の色がよみがえっていた。

 開幕から不振にあえぎ、4月19日のヤクルト戦(甲子園)以来、21日ぶりの1軍登板。巨人戦へ照準を合わせたのも期待の表れ。その思いに、左腕は見事に応えてみせた。

 初回2死からアンダーソンに右翼線への二塁打を浴びるが、続く阿部を空振り三振。二回も先頭の村田を左前打で出塁させるが、ロペスを二塁への併殺打に取るなど、冷静な投球が光を放った。

 「1点を取られたのが四球からだったので、その辺をしっかりしないと」と、三回に先頭へ与えた四球から1点を失った場面を悔やんだが、6回4安打1失点。巨人を相手に堂々の投球を展開した。

 復活の道をつくったのは間合いだ。「自分の中では時間を使って、1球1球考えながら投げました」。2軍調整中、昨季に1軍でもバッテリーを組んだ日高から、テンポの速さが投げ急ぎにつながっていると指摘された。

 「日高さんにかなり言われたので、間をつくって投げました」。結果、間合いがストライク先行の攻めの投球をつくり出し、投球のテンポは失われなかった。

 和田監督も「まっすぐのキレが戻って、変化球も利いていた。今シーズン一番よかった」と絶賛の投球。指揮官にとっても、昨季巨人戦3勝を挙げたGキラーの復活は、今後へ頼もしい限りだろう。

 課題はある。「6回で101球は多い。もっと長いイニングを投げれば、中継ぎを楽にできた」と唇をかんだ。「ある程度投げられるのは見せられた。これを続けていきたい」。次回は18日のDeNA戦(甲子園)先発が有力。白星と信頼は、次のマウンドで手にしてみせる。

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