円熟の福原1000K!号泣の虎党も
「ヤクルト1-4阪神」(4日、神宮)
紆余(うよ)曲折を経たからこそ、記録はひときわ輝く。1点リードの八回から登板の阪神・福原が、2死から雄平を空振り三振に抑え、通算1000奪三振を記録。小さくガッツポーズを作ってみせた。
「鶴が頑張って投げていたから、その勢いに乗せられたかな」。福原は若き右腕をたたえて笑った。度重なる故障、不振、苦しい時期を乗り越え、リリーフとして復活を遂げた37歳のベテラン。記録を飾った球は、代名詞のストレートだった。
そのこだわりを「真っすぐはいい回転で、キレのいいボールを投げたいと思っているので」と話す。記録達成にスタンドでは号泣する虎党の姿も。「うれしいですね。応援してもらえるのは」。その声援がある限り、福原は剛腕を振り続ける。
関連ニュース
