ゴメス、2日にも屋内フリー打撃再開へ
右膝裏を痛めて別メニュー調整中の阪神・マウロ・ゴメス内野手(29)が1日、甲子園室内でオマリー打撃コーチが付きっきりで見守る中、ティー打撃、ノックなどを行った。状態に問題がなければ2日にも屋内でフリー打撃を再開する予定だ。
室内練習場の様子は伺い知れなかった。甲子園に戻り、2日連続で報道陣をシャットアウトしての別メニュー調整。ゴメスはどれくらい動けているのか、右膝裏の状態はどうなのか‐。付き添ったオマリー打撃コーチは「明日、問題がなければ打つよ」と明るい見通しを示した。
この日はティー打撃、軽めのノックなどで汗を流したゴメス。状態は着実に快方へ向かっており、2日の朝、問題がなければ同コーチが打撃投手を務めてフリー打撃を行うという。
さらに万全のサポートを期すために、同コーチは遠征に帯同せず、助っ人と行動を共にする見通し。「ちゃんと段階を踏んでいかないと」と同コーチが語るように慎重に調整を進めていく方針だ。
これまでも初実戦を目前にして、体調不良や右膝裏痛を発症し、調整が振り出しに戻ったゴメス。開幕まで1カ月を切った段階で、再発や新たな問題が発生すれば開幕は絶望的となってしまう。
異国の地で戦っているだけに、精神的なケアも欠かせない。順調にフリー打撃をこなせば、場所を屋外へ移し、シート打撃などを経て初実戦となる。圧倒的なパワーを持つ男は石橋をたたきつつ、開幕へ歩みを進める。