隼太“掛布+由伸バット”で約束果たす

 阪神・伊藤隼太外野手(24)が13日、沖縄セルラースタジアム那覇で巨人・高橋由伸外野手(38)らとの合同自主トレを公開した。掛布雅之DC(58)との「今季100試合以上出場で打率3割」という約束を果たすため、新しく用意した『掛布+由伸バット』を試すなど、3年目の飛躍への決意を示した。

 手にした真新しい白木のバットに、存在感を示す虎の刻印。そのバットから快音とともに、鋭い打球が飛ぶ。伊藤隼は「掛布さんから『作ってみるか?いいらしいぞ』と言われたので。打感はよかったです」と感想を口にした。

 掛布DCが現役時代に愛用し、今年から虎印が復活したブランド「美津和タイガー」のバット。昨季途中に「すごく扱いやすい」という慶大の先輩・高橋由伸モデルのバットに変えた。形状はそのままに虎印バットを発注。この日が新アイテムの打ち初めとなった。

 恩師と尊敬する先輩の魂を引き継ぐ“相棒”に、3年目への決意が表れる。秋季キャンプ中に掛布DCと交わした「100試合以上出場で打率3割」の約束を果たすためだ。

 「目標へぶれずにやっていきたい」。そのための要素としてメンタル面を挙げ「去年はミスをしたらズルズルいってしまった。いろいろ人に話を聞いて、いろいろなところに足を運んだ」とメンタル強化にも取り組んだ。

 昨秋キャンプから振り込んだ打撃フォームは「うまく(力が)伝わっているよ」と、前日の屋外フリー打撃で左翼ポール上部を直撃して場外に飛び出す特大弾を放つなど進化中だ。背水の覚悟で、3年目の勝負に臨む。

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