虎1軍宜野座キャンプでも朝練を導入

 阪神が来年2月に沖縄県宜野座村で行う春季キャンプで、ウエートトレーニングを中心とした“朝練”を実施することが19日、明らかになった。以前は個人の裁量でアーリーワークを行ってきたが、全野手に対してメニューの一環として組み込む方針。早朝のウエートトレは大きな効果があるとされており、終盤の失速防止へ体力強化を図っていく。

 同じ失敗を2度も繰り返してはいけない。終盤の失速で2位に終わった和田阪神。1年間をフルに戦う体力、筋力を養うためにキャンプメニューが改革される。1軍参加メンバーの全野手に対し、早朝のウエートトレなど強化メニューを課す方向で調整中だ。

 これまで選手個人が自らの裁量でアーリーワークを行っていた。鳥谷らは早朝から宿舎のトレーニングルームで汗を流し、隣接する室内練習場で打ち込む選手もいた。だが今回、全野手にあえてメニューとして課すことで、全体的な体力アップを図ることが狙いだ。

 チーム関係者は「全員一気には無理なので、3グループくらいにわけて朝の時間を有効活用しようと」と明かした。早朝のウエートトレは、午後に実施するのと比べてより大きな効果をもたらすとされている。メジャーのキャンプでは、ほとんどの選手が日の出前からウエートルームにこもって体を鍛えている。

 ファームでも今秋のフェニックスリーグから早朝ウエートを実施しており、来年の2軍安芸キャンプでは平田監督の発案で早朝から掛布道場が開講される予定。最終的には1月のスタッフ会議で正式決定するが、終盤の失速を防ぐため‐。猛虎の目覚めは早い。

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