緒方、ポスト福留の最“右翼”だ!

 「阪神秋季キャンプ」(7日、安芸)

 7日間、じっくりと目を凝らし、素材を観察した。前評判に偽りなし‐。阪神・和田豊監督(51)が7日、プロ1年目の緒方凌介外野手(23)を、福留の競争相手に指名した。

 今秋のフェニックス・リーグでは、練習試合を含めた16試合で、チーム最多の19安打を放ったダイヤの原石。「そういう数字を残すだけのスイングをしてる。足と肩もある。ポジション争いに絡んでくれば」と虎将は期待の言葉を寄せた。

 午前中のシートノック。緒方は今キャンプで初めて、右翼に就いた。「1軍でやるには、ひとつのポジションだけではいかんので」と和田監督。緒方は新庄ばりの強肩で、三塁、本塁と正確な送球を繰り返した。

 本番をにらんだ。「ライトでも福留の足の状態のことがあるから。ああいう選手が何試合かでもやってくれると、休ませられるから」。期待度はピカ一。彗星(すいせい)のごとく現れた虎の一番星が、PL学園の大先輩に挑戦する。

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