メッセ、不満降板…来季は残れたら残る

 「セCSファーストS第2戦、阪神4-7広島」(13日、甲子園)

 肩を落としてベンチに戻る阪神・メッセンジャーは、首脳陣の方向へボールをポイッと投げた。「あの状況で絶対に代えられたくなかった。ボールはボールボーイに返しただけだよ。本当に狙って投げたならちゃんと狙うさ」。転がったボールの行方に意図はない。ただし、降板に不満が残った。

 負けたらCS敗退が決まる一戦。五回まで力投した。だが1点リードの六回、1死三塁からキラに同点二塁打を打たれ、2死後、エルドレッドに勝ち越し打を許した。続く木村に左前へ運ばれ、5回2/3を7安打2失点で降板。今年の最終登板を終えた。

 気になるのは来季の去就について。今季はシーズン中盤から大リーグのスカウトが投球に熱視線を送った。「普通に野球がしたい。それだけだ。来年もここに残れたら残るし、違うチームに行くなら違うチームに行くだろう。自分がいいピッチングをしてチャンスをつかみたい」。残留の意思を問われ明言を避けた。

 来季Vへ、3年連続2桁勝利を挙げた助っ人は必要不可欠。この日の投球がタテジマの見納めになってしまうのか。メッセンジャーが下す決断を見守るしかない。

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