西岡G倒決意!ポーズ命名「グラティ」

 阪神・西岡剛内野手(29)と関本賢太郎内野手(35)が26日、今季から始めたホームラン後のパフォーマンスを「Gratiii(グラティ)」と名付けたことを発表した。感謝の意味があり、ファンへの思いが込められた言葉。27日からの巨人3連戦(東京ドーム)でも、ファンと一体となる「グラティ」を連発し勝利をつかみ取る。

 敵地であっても関係ない。東京ドームに、歓喜と感謝の「グラティ」を巻き起こす。節目の勝負を控えて明かされたのは、決めポーズに込めていた熱い思い。ファンと一体となってG倒に挑む。西岡が選手会長の関本と共にチームを代表して会見に出席。強い決意を口にした。

 「プレーオフに出ることを目指しているチームではないので。リーグ優勝というのを本気で目指してますから、選手もファンの人も一体となっていると思うので、『必死のパッチ』でがんばりたいと思います」

 見据えるのは、東京ドームでは今季最後の巨人3連戦。重要な決戦を前に「お預け状態」だった謎を明かした。ホームラン後に選手が3本立てた指を一斉に外野スタンドに向ける、今季から導入されたパフォーマンス。この日、感謝を意味する英語の「Gratitude」の語頭部分を抜粋して「Gratiii(グラティ)」と命名したことを発表した。

 元々のきっかけは、西岡と関本とのあいさつだった。「キャンプ中に関本さんにあいさつすると、いつも「おはよう」とこういう指(3本指を立てた形)をしていて」。その後、プレー中に関本に声を掛けた時や、オープン戦でヒットを打った時にも同じしぐさを返されていた。それが自然と他の選手に広まり、この日35歳となった関本の誕生日に合わせて発表した。

 「二人の問題だったのが浸透しだして、シーズンに入る前に関本さんと話をして、これだけの阪神ファンの声援に何かのポーズで応えようと」と西岡。あくまで、ファンに対してのメッセージで、相手チームに向けたものではない。

 「相手ベンチとか相手チームに向かってはそういう気持ちはありませんし、チーム内でやっていてファンの皆さんが喜んでくれることをやりたいなと。ファンの方が喜んでくれるのは必死のパッチというフレーズしかないので(笑)」

 この日の西岡は宿舎などで静養した。25日の中日戦で途中交代したことには「巨人戦を見据えて完ぺきに体調を整えて、全身全霊をかけて戦っていきます」と力強く話した。4連勝中で、ゲーム差「5」を縮めるための戦い。「グラティ」で思いを共有する。ファンと選手の一丸ムードを高め、巨人にぶつかる。

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