ボイヤー、聖地1軍初見参で2回0封

 「阪神0‐2広島」(30日、甲子園)

 巨人との首位攻防戦を前に、阪神の新助っ人が真価を発揮し始めた。ボイヤーが来日2度目の登板で2回を無安打無失点。「そこそこだったと思うよ。(2イニング目は)腕は疲れていたけど、しっかり振ることができた。良かったと思う」と満足げに振り返った。

 2点リードされた八回、背番号44が1軍では甲子園初登場。ブロンズヘアをなびかせ、自慢の剛球を投げ込んだ。先頭の丸を147キロ直球で中飛、エルドレッドを152キロ直球で遊ゴロ。続く松山も149キロ直球で遊直に仕留めた。

 「徐々にイニングを伸ばしていかないといけない」(中西投手コーチ)という首脳陣の意図で、ボイヤーは続く九回もマウンドへ。2死後、石原を味方の失策で出塁させたが、落ち着いて後続を断った。

 敗戦の中でキラリと光った投球。和田監督も今後への手応えを口にした。

 「投げるたびにリズムができている。内容は悪くない。期待通りの投球をしてくれている」

 7月2日からは来日時に対戦を熱望した巨人との3連戦が幕を開ける。ボイヤーは「準備はもうできている。ボールをもらったら全力でいくよ」と意欲を燃やした。

 今季、抑えとして期待された久保は右太もも裏を痛め、現在、ファームで別メニュー中。福原、安藤、筒井、加藤らが支えるブルペン陣に、頼もしい1ピースが加わった。

編集者のオススメ記事

阪神最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス