新助っ投ボイヤー頼もし5球で肩OK
阪神の新外国人、ブレイン・ボイヤー投手(31)が1日、鳴尾浜で行われたファーム残留組の練習に参加。2日のシート打撃登板に備え、肩の仕上がりが早いことをアピールし、スクランブル登板にも「大丈夫!」と自信をのぞかせた。
異常なほど全力投球までの時間が早かった。ボールを手にしてから直球、カーブで感触を確かめることわずか10球。本田ブルペン捕手を相手に平地で全力投球を始め、続けざまに座るよう要求。直球、変化球の精度とキレを確認し、若手がまだ肩慣らしの段階にもかかわらずキャッチボールを終えていた。
「アメリカでは5、6球投げただけで(マウンドへ)行くこともあった。肩ができるのは早いと思う」と自らの特性を明かしたボイヤー。リリーフでは肩の仕上がりが早いのも立派な適性の一つ。スクランブル登板にも「もちろん。日本でも大丈夫」と余裕の表情を浮かべる。
2日のシート打撃は「ストライクを投げること。直球も変化球もストライクを投げることを目標に」と掲げた助っ人右腕。実戦マウンドで狩人の真価が問われる。
