岩田「余裕ない」5失点で課題浮き彫り

 「オープン戦、ロッテ6-4阪神」(16日、QVC)

 阪神先発・岩田の課題が浮き彫りになった。三回に6安打と2四球で5点を失った。失点はこの回だけだったが、四回まで毎回の11安打を浴びる不安定さ。「全部高い球を打たれた」。変化球の制球が思うようにならなかった。

 三回、先頭の清田に外角球を右前に運ばれた。続く今江、井口に捉えられたのも外角高めの変化球だ。3連打で先制されたあとの1死満塁。細谷にも外角の球をはじき返され、右翼頭上を越える2点適時打を浴びた。

 前回8日・ロッテ戦(甲子園)ではスローカーブを駆使した緩急を使って5回1失点だったが、その緩急が影を潜めた。中西投手コーチは「ツーシームを投げたがる。真っすぐがあっての変化球。それを認識しないと。去年から同じだ」と苦言を呈した。

 開幕までのオープン戦登板機会は2回残されている。それでも岩田は「余裕はない。やることをしっかりやらないと」と気を引き締め直した。昨季の8勝14敗の成績をひっくり返すには修正が急務だ。復活を遂げるため、その左腕を2週間で磨き直す。

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