藤浪3・2安芸で実戦初登板初先発!

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が3月2日の練習試合・オリックス戦(安芸)で実戦初登板初先発することが26日、分かった。この日はプロ入り後初めて甲子園で練習。昨年8月23日の夏の甲子園大会決勝(光星学院戦)以来187日ぶりとなる聖地で約3時間、汗を流し、デビュー戦に備えた。

 黄金ルーキーがついにベールを脱ぐ。注目の3・2。藤浪が安芸で実戦初登板を果たす。

 この日までに3月2日からの高知遠征への帯同が決定した。同日のオリックス戦(安芸)で先発マウンドに立つことになった。対外試合初登板へ向けての意気込みを問われると「特にそんなに意識はしていない。しっかりそこに合わせて調整したい」。デビューを目前にしても、ドラ1右腕はいつも通りだった。

 “初陣”の地となる安芸市営球場は、11年まで1軍が春季キャンプで使用。現在も2軍の春季キャンプ地だ。猛虎の将来を担う右腕がスタートを飾るには、ふさわしい場所と言える。

 着実に準備は進んでいる。この日はプロ入り後、初めて甲子園の土を踏んだ。昨年8月23日の夏の甲子園大会決勝以来187日ぶり。「練習メニュー自体は普段と変わらないので、特に何とも思わない。甲子園も来たことがあるので深く考えなかった」。いつも通りの気持ちでグラウンド入りした。

 沖縄・宜野座キャンプから24日に帰阪後初練習。寒暖の差が激しいためグラウンドに姿を現すと、まずは入念にアップを行った。右翼の芝生でのキャッチボールでは、岩本を相手に約50メートルまで距離を伸ばして49球。その後はマウンドにも立ち、ノックやバント処理で軽快な動きを見せた。

 さらに一塁側ブルペンで投球練習。外野のポール間ダッシュで締めくくり、濃密な約3時間の本拠地初練習を終えた。大阪桐蔭時代は無敗だった甲子園。相性抜群の同球場での初練習はやはり気持ちよかった。

 「プロの球場で一番好きな球場なので、すごく(練習が)やりやすかった」

 公式戦ではファンが埋め尽くし、耳をつんざく大歓声が響くスタンドもこの日は空席。それでも藤浪は初練習からしっかりとイメージを抱いていた。「1軍に上がれば大観衆というか、それぐらいのお客さんの前で投げることになるので、しっかり投げられるようにしたい」。超満員の聖地での投球を思い描き、気持ちを引き締め直した。

 安芸でデビューを果たし、聖地のマウンドに凱旋‐。藤浪のサクセスロードがいよいよスタートする。

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