小豆畑ノムさんから雀鬼まで本20冊持参

 読書漬けで名捕手を目指す。阪神のドラフト4位・小豆畑真也捕手(24)=西濃運輸=が8日、名人の著書を携えて「虎風荘」に入寮。名捕手だった野村克也氏や森祇晶氏の著書から、雀士・桜井章一著の自己啓発本まで、幅広い知識を吸収して正捕手獲りを目指す。

 「社会人時代に読んでいた中から、厳選して持ってきた」という20冊あまりの“小豆畑セレクション”は、多彩なラインアップとなっていた。

 「野球の本が中心」と話すように、名捕手として名高い野村克也氏の関連本が、全部で11冊。そのほかにも森祇晶氏、楽天・星野監督、清原和博氏らが並んだ。ただ「そのほかにも考え方の本などもあります。色んな知識、引き出しを増やしたいので」と小豆畑。一番感銘を受けたのは桜井章一著の「勝負強い人間になる52ヶ条」だという。

 社会人時代、都市対抗などの一発勝負の大会で「結果を残すため、どういう考え方がいいのか」を追求し、出合った1冊だ。「捕手として(勝負の)流れには、敏感でないといけない。その目に見えないものを、つかむためにはという部分が参考になった」という。

 時に名捕手の哲学を学び、時に勝負師の思考を注ぐ。「本棚にまだまだ余裕があるので、これから色んな本を読んでやっていきたい」。本が増えるごとに、正捕手を狙う『アズハタの考え』が磨かれていく。

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