野原「いつかWBCメンバー入りたい」

 マー君、マエケンに追いつき追い越せ!!88年会のイベントに参加した阪神の野原将志内野手(24)が、同級生との再会で自らを奮い立たせた。

 WBC日本代表候補が4人もいる88年組。野原は「同級生の活躍は刺激になります。自分もいつか(WBCの)メンバーに入れるようになりたい」と力を込めた。

 世界の舞台へ思いをはせながらも、足元はしっかりと見据えている。この日のメンバー以外にも88年組には日本ハム・吉川らが名を連ねる。日本球界を背負って立つ仲間たちの一方で、自身は昨季1軍出場が5試合。未完の大器はまだ本領を発揮できていない。

 まず阪神で主力に‐。その思いは、今年さらに強いものとなっている。「開幕1軍は当然、目指します」。言い切った口調に、決意がにじみ出た。

 そのために、2月1日は「必ず沖縄に行きます」と宣言。年末年始も休むことなく鍛え続けている。そして、一、三塁の定位置奪取を虎視眈々(たんたん)と狙う。

 「新井兄弟、コンラッドにパワーではかなわない。守備力と小技で勝負したい」。明確な目標を打ち立てられるのは、充実のオフを過ごしている証しだ。

 この日、背番号「37」からブラゼルがつけていた「67」への変更が発表された。虎党を魅了した元助っ人の力を背に心機一転、虎のプラチナ世代が、その名を上げてみせる。

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