安美錦、悔し泣き!熱戦に誰もが震慄

 「大相撲夏場所・5日目」(14日、両国国技館)

 ベテラン安美錦(36)=伊勢ヶ濱=が横綱白鵬(30)=宮城野=に惜敗して男泣きした。突き押しをかいくぐって再三の出し投げで追い込んだが、最後は横綱の右から突き落としに横転。今場所前に引退した元付け人への思いがこみ上げ、取組後の支度部屋では涙が止まらなかった。

 思わず熱いものが込み上げる。白鵬をあと一歩まで追い詰めながら、最後に大逆転の突き落としで惜敗。支度部屋に戻った安美錦は両目を真っ赤にした。

 「勝ちたかった。付け人が辞めちゃったからね。ずっと2人で(白鵬対策を)考えてきたしね」。そう語るとタオルで目頭を押さえて嗚咽(おえつ)をもらした。

 00年1月の新十両昇進から、15年以上にわたって付け人を務めてくれた元幕下扇富士の中沢利光さん(38)が今場所前に22年の現役生活に終止符を打ち、相撲協会の営繕部で第2の人生を歩むことになった。

 安美錦にとっては学年で一つ上、初土俵は4年早い兄弟子だが、関取になって以降、常にそばで支えてくれた。春場所は右膝を負傷して途中休場したが、様々な思いを背負って今場所の出場を決断。40度目となる白鵬との対戦に懸ける思いは並々ならぬものがあった。

 突き押しをしのぎ左右からの出し投げで横綱を慌てさせた。突き落とされてバランスを崩しながら白鵬の右足にしがみついて執念を見せた。土俵下で熱戦を見届けた同部屋の横綱日馬富士は「すごかった。勇気と感動をいただきました」と感嘆。男気あふれる土俵に誰もが打ち震えた。

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