GK山根号泣「大きなGKになりたい」

 「サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-0北朝鮮」(9日、キンチョウスタジアム)

 試合終了後、ただ一人号泣したのは、GK山根だった。第1戦のオーストラリア戦では安定感を欠き3失点。この日も危なっかしい場面があったが、何とか無失点でしのぎ、勝利に貢献した。

 涙の理由を問われると「守り切れたことが嬉しかったのもあるけど、やっぱり1試合目の責任をすごく感じてて…。いまさら遅いけど、五輪に出れない現実を確認して…。自分の責任はピッチでしか取り返せない。今日だけは絶対やらせないという強い気持ちでいた」と、心境を激白した。

 佐々木監督にその恵まれた体格と潜在能力を買われ、代表入りしてきた“未完の大器”は「どんな時でも日本のゴールを守り抜く。どんな時でも後ろからチームを支える、大きなGKになりたい」と187センチの体を震わせながら、リベンジを誓った。

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