なでしこ大儀見 ミドルシュート磨く

 「サッカー女子日本代表合宿」(20日、石垣市内)

 リオデジャネイロ五輪を目指すサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は20日、沖縄県石垣市内で候補合宿3日目を行った。午前練習の途中からMF宇津木瑠美(27)=モンペリエ=が合流。午前と午後の2部練習で、午前中はフルコートで試合形式の練習を、午後は石垣島内の男子高校生と練習試合を行った。FW大儀見優季(28)=フランクフルト=は、ミドルシュートを自身の課題に挙げた。

 日本がもう一段上に行くために、FW大儀見がさらなる進化を誓った。課題はミドルシュートを狙う位置をさらに広げること。「武器を持てたら、攻撃の幅が広がる。自分自身のチャレンジです」と自らに挑戦状をたたきつけた。

 金メダルを目指す五輪へ向け、チームも昨年のカナダW杯の映像をもとにミーティングを行い、修正点を洗い出している。2月末から始まるアジア最終予選(大阪)を勝ち抜くことが、今のチームの最優先事項とはいえ、大儀見も対アジア戦略ではなく「その先を考えたチームをつくっていかないと」と危機感をあらわにする。

 そんなチームに、個の技術の成長で追い風を吹かせたい。W杯決勝での敗戦から、今まで以上に自分自身と向き合った。ミドルシュートを相手の脅威の1つにすることで、日本のお家芸である連係での崩しをさらに生かすことが狙いだ。

 「日本のよさを出すためです」と大儀見。最前線で体を張るストライカーは、試行錯誤の真っただ中。あと1カ月後に迫る大会で、その成果を見せる。

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