天皇杯は今年度も元日決勝 来年1月からW杯予選で選手のオフ確保に課題
未定となっていた21年度の天皇杯決勝が22年元日に行われることが6日、関係者の話で分かった、8日に行われる日本協会の理事会で決議される見通し。
天皇杯決勝の日程を巡っては、選手の十分なオフ期間の確保などを目的にJリーグや日本プロサッカー選手会が前倒しを要望。日本で開催されるクラブW杯期間(12月9日~19日)を避けた12月4日と同26日の案が検討されてきた。
日本協会が提案した12月4日はJ1最終節と重複していたが、Jリーグは最終節を12月1日に前倒しする可能性も含めて議論を尽くしてきた。ただ、アジア・チャンピオンズリーグ・プレーオフの日程が当初の22年1月18日から同3月15日に変更されたこともあり、日本協会は元日決勝の価値を重要視。3大会連続での元日開催となった。
22年1月27日と2月1日にはW杯アジア最終予選が控えている。天皇杯決勝に進出したチームから日本代表が選出されればオフ期間を確保できないことになり、選手の健康面などに大きな課題を残すことになった。