Ｊ１神戸の三浦淳寛スポーツダイレクター（ＳＤ＝４４）が１日、神戸市内で取材に応じ、ツイッターで川崎戦に欠場することなどを明かしていた元ドイツ代表ＦＷルーカス・ポドルスキ（３３）について、謹慎処分を下していたことを明かした。ポドルスキはこの日、神戸市内で行われた公開練習に別メニュー調整ながらも参加。４日ぶりに公の場に姿を現した。４月２８日の川崎戦から同３０日のオフも合わせて計３日間の謹慎処分となった。

　三浦ＳＤは「すごく反省もしているし、今日チーム全体に対して反省のコメントもした。結果が出てない中、チーム一つになることが一番大事。ネガティブな話をしても前に進まない。今こそ一つになって少しでも勝つ確率を上げたい」と説明した。また、三浦ＳＤによると、ポドルスキは練習前にチームメイトに向けて「どういう形であれ、チームの規律に関係した表現をしてしまったことに関してたいへん申し訳ない。これからチームが一つになれるよう自分も精いっぱい努力したい」といった趣旨の謝罪を行ったという。

　ポドルスキは４月２６日に自身のツイッターで「色々な憶測が飛び交う前に、浦和戦での負傷によりプレーすることができないことをここで伝えます」などと投稿し、２日後のホーム川崎戦に出場しないことを明かしていた（当該ツイートは現在削除されている）。クラブは出場可否や負傷の情報を無断で発信したことを問題視。２７日には三浦ＳＤがポドルスキを事情聴取し、何らかの処分を検討していると明かしていた。

　神戸では昨季も当時在籍していた別の選手がイニエスタの欠場を知人に漏らし、ＳＮＳを通じて拡散したことでクラブから１カ月の謹慎処分、Ｊリーグからもけん責処分が下されていた。当時の処分との比較について、三浦ＳＤは「クラブとしては全然違うと思っている。Ｊリーグ側からもそれに対して、我々にどうこうというのもない。クラブとしてそういう判断をしたということ」と話した。

　クラブによると、ポドルスキは２５日の公開練習の際、取材に訪れていたドイツメディアに対し、別メニュー調整だった自身の状態について「万全ではない」などと明かし、２６日のツイートで改めて明確にしたとの説明があったという。