インテル延長戦で辛勝 長友使わぬ指揮官に会見で質問も

 「イタリア杯・5回戦、インテルミラノ3-2ボローニャ」(17日、ミラノ)

 サッカーイタリア杯5回戦インテル・ミラノ対ボローニャが17日夜(日本時間18日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、延長戦の末にインテルが3-2で勝利を収めた。日本代表DF長友佑都は出場しなかった。インテルは18日に行われるラツィオ対ジェノバの勝利チームと準々決勝で対戦する。

 試合数が多く、17日のイタリア主要スポーツ各紙はターンオーバー制で長友の先発出場を予想していた。しかし、スタメン出場したのはセリエAの試合でほぼレギュラーとなりつつある右サイドがダンブロージョ、左サイドがアンサルディだった。試合は前半34分、インテルはMFジョアオ・マリオの右CKを、DFムリージョがアクロバティックなオーバーヘッドシュートで先制した。続く39分にもFWパラシオが追加点を挙げた。ボローニャは同43分、MFジェマイリのゴールで1点を返し、前半を2-1で折り返した。

 後半に入って長友はアップを繰り返し、ピオリ監督からの出番の指示を待った。インテルが後半26分、MFバルボザとパラシオを下げ、MFカンドレバとFWイカルディを投入したが、直後の28分、ボローニャMFドンサのヘディングシュートで同点に追いついた。

 試合は90分では決着がつかず延長戦へ。延長前半4分、インテルのピオリ監督は3人目交代枠でMFブロゾビッチをピッチへ送り込み、長友に声がかかることはなかった。そして延長前半8分、インテルはカンドレバのゴールで3-2とする。試合は120分でようやく決着がついた。

 インテルのピオリ監督は試合後の会見で、「アンサルディが守備面で苦労していたのに、どうして(途中出場の)ムニエ封じにスピードのある長友を起用しなかったのか」という質問をされた。同監督は「3人目の交代枠を無駄にしたくはなかった。なぜなら選手の多くがピッチに出してもいい状態ではなかったからで、DFメデルらも守備に貢献していた。その意味では(交代は)うまくいったと考えている。MFエデルに代えて、ブロゾビッチを投入するのは必須だった」と答え、守備面よりも得点力を重視した考えを明らかにした。

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