大久保加入でFC東京布陣こうなる 攻撃陣は磐石、懸案は守備的MF

 J1のFC東京が4日、川崎からJ1通算歴代最多の171得点を誇る元日本代表FW大久保嘉人が加入すると発表した。J屈指の点取り屋加入で、来季の布陣はどうなるか。

 4-2-3-1が濃厚で、1トップに大久保、左アタッカーにリオ五輪代表の中島、右に名古屋から加入した快足の永井という超攻撃的な前線を形成する。トップ下にはパスを出してよし、追い越す動きでゴール前に顔を出せる東が入る。

 守備的MFは昨季終盤、本職ではない田辺が務めるなど人材不足だが、ベテラン梶山、ユーティリティー選手の橋本らで回し、右膝を負傷した米本の復帰を待つことになる。また、海外からの補強も模索中だ。

 4バックは五輪代表の室屋を含め“代表組”で固めることになった。太田の復帰は心強く、良質なクロス供給に加え、FKでも得点が期待できるなど、大幅な得点力アップにもつながりそうだ。守護神は鳥栖から加入のGK林が務めそうだ。

 その他にも、J1通算152得点(歴代4位)のFW前田、左利きの技巧派・MF河野、オーストラリア代表のFWバーンズら多彩で、けが人が多少出ても、攻撃陣が揺らぐことはなさそうだ。

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