Ｊ１鹿島が２７日、神戸ＦＷペドロジュニオール（２９）を獲得したと発表した。移籍元の神戸も発表した。

　日本で最初にプレーしたのは大宮で、０７年夏に加入した。その後、国内では新潟、Ｇ大阪でプレー。１４年に神戸に移籍した。

　Ｊ１では通算１１９試合に出場し４０得点を挙げている。

　ペドロジュニオールは鹿島を通じ、「鹿島アントラーズの一員になるという人生において新たな一歩を踏み出せることを大変嬉しく思っています」とコメント。クラブの印象を「アントラーズは、ブラジル国内でも人気と知名度が高く、私自身のアイドルでもあったジーコ氏が所属したチームでもあります」とつづり「そんな偉大なクラブが、強くあり続けるためにもベストを尽くし、貢献したいと思いますので応援よろしくお願いします」と抱負を記した。

　また、神戸を通じてもコメントしており、「この瞬間が訪れることが、こんなにも難しいことだとは想像もしていませんでした。今日は人生においてもっとも難しい決断をしたことを報告します。このメッセージを伝えることは僕にとって簡単ではありません。僕が愛する偉大なるヴィッセル神戸サポーターのみなさん、僕のヴィッセル神戸での時間が終わりを告げる時がきました」と移籍を報告した。

　思い出深い時間を過ごしていたようで、「神戸に来た日から今日までの３年間、多くの喜びに満ちた日々を過ごすことが出来ました。サポーター、スポンサー、クラブの会長、社長、フロントスタッフ、コーチングスタッフ、そしてチームメイト、多くの愛情と信頼で私を支えて下さったことに対し、心から感謝します。今は悲しみと寂しさでいっぱいです。私は、神戸で過ごした時間、街、サポーター、神戸に関わるすべての人達のことを胸に刻み、一瞬たりとも忘れません。本当にありがとうございました」と別れを惜しんだ。