なでしこGK福元、INACへ移籍 10日に岡山湯郷を退団

INAC神戸への加入が発表され、早速練習に参加したGK福元
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 サッカー女子なでしこリーグ1部のINAC神戸は12日、元日本代表「なでしこジャパン」のGK福元美穂(32)が加入すると発表した。契約は今季終了までで、背番号は「31」。福元は11年のドイツW杯優勝や昨年のカナダW杯準優勝などを経験したベテラン。10日に2001年から所属していた岡山湯郷の退団を発表したばかりだった。

 福元はこの日午前から行われた練習に早速参加。全体練習が始まる前から、もくもくと一人体を動かした。練習が始まると、持ち味の1つでもある大きな声を出し、積極的にプレーしていた。

 練習後に取材に応じ、「退団した(岡山湯郷)ベルは、自分にとって大切なチームだった。他のチームのユニホームを着るなんて考えてもいなかった」と、まずは古巣への思いを口にした福元。「でも、もう一度サッカーがしたいという気持ちだった」と競技に集中できる環境を求め、全選手がプロ契約のINAC神戸に自ら加入を直訴したという。

 クラブ側もこれまでの実績や経験を高く評価。現在GKが24歳の武仲麗依と、17歳の強化指定選手・スタンボー華の2人しかいないチーム事情なども考慮し、獲得に乗り出した。

 まだ新しいユニホームは着慣れないと言うが、「久しぶりにグラウンドに立って幸せに思った。もう一度1からサッカーがしたい。試合に出る出ないに関係なく、全力でチームの力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 クラブや監督代行(7月25日に解任)への不満などとされていた退団の理由については、「これとは絞りきれない。人に言うことでもない」と明言はしなかったが「本当にいろんな事があって、もう(岡山湯郷)ベルでサッカーをするという気持ちにはなれなかった」とだけ語った。

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