FC東京、リオ五輪組・中島&室屋そろい踏みも勝利で飾れず

 「J1、FC東京0-1柏」(17日、味の素スタジアム)

 リオ五輪代表の中島翔哉(21)と室屋成(22)が今季初めて先発からそろい踏みとなったFC東京は、ホームで柏に敗れた。

 室屋と中島の壮行ムードは一転。リオ五輪前最後の試合を勝利で飾ることはできなかった。

 東京が徐々に流れをつかむと、前半34分に中島に絶好機が訪れた。橋本がエリア内に切り込み、パスを受けたムリキが横に流す。そこでフリーでボールを受けた背番号「39」は、右足をふり抜いた。だが、ボールはバーの上に外れ、惜しくもこのチャンスを逃した。

 中島は「シュートをもっとトレーニングして精度を高めたい。ただ、試合でしかつかめない感覚もあるので」と、唇をかんだ。

 その後も優勢に試合を進めたが、守備の連係ミスを突かれて後半13分に失点。1点を追い掛ける東京は、同20分に中島が上げたクロスに橋本が飛び込んだが、これはリオ五輪代表の柏GK中村に阻まれてしまう。

 一方の室屋は後半23分から左SBを務め、積極的な攻め上がりでチャンスを作ろうとした。しかし1点は遠く、試合終了を告げる笛は無情に鳴り響いた。

 試合後、室屋は「何かを変えないといけないし、気持ちを切り替えないと。個人としてはチームを離れるが、五輪で結果を出したい」と、重い口を動かした。ほろ苦い結果に肩を落とした2人は、夢舞台に向けて必死に気持ちを切り替えようとしていた。

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