川崎逆転Vへ司令塔中村憲剛が先発復帰

 「J1、川崎-大宮」(25日、等々力陸上競技場)

 J1第1ステージの最終節は、25日に各地で行われる。首位の鹿島を勝ち点1差で追う2位川崎は24日、ホームでの大宮戦に向けて川崎市内で調整した。背中から腰にかけての痛みを抱えていた元日本代表MF中村憲剛(35)が、左MFとして先発復帰する見込み。勝てば無条件で優勝が決まる首位の鹿島も、ホームでの福岡戦に向けて最終調整した。

 川崎の頼れる司令塔が、運命の一戦で戻ってくる。前日練習で、中村の動きは軽快だった。先発組に入って調整すると、居残り練習ではFKの感触も確認。「明日?大丈夫。やります」と意気込んだ。

 間に合った。16日の練習中に、背中から腰にかけての痛みを訴えた。勝てば、初のステージ優勝の可能性もあった福岡戦。前日練習ではピッチにも出られなかった。

 「予兆はなかった。このタイミングでこうなる自分を呪うよ」。欠場した結果、引き分けで首位から陥落。川崎一筋14年目のベテランにとって、鹿島を追う展開となった。

 だが、一歩ずつ回復までの道を歩いてきた。「第1ステージの最終戦だからといって、(無理なリハビリを)やってきたわけではない」。黙々とメニューと治療をこなしてきた。

 22日には全体練習に合流。この日はセットプレー時のキックも確認し「一通りやれたのは、自分にとって自信になる」と語った。大黒柱の復帰に、FW大久保は「いるといないでは全然違うよ」と期待を寄せた。

 大宮戦は、中村自身「いつやったか記憶にない」と語る左MFでの出場が濃厚で「必ず勝ち点3が必要。思い切ってやりたい」と意気込む。逆転Vへの役者はそろった。

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