J2熊本・嶋田、「恩返し」の初ゴール

 「J2、熊本2-0讃岐」(19日、ベストアメニティスタジアム)

 J2熊本は、熊本地震で甚大な被害を受けた益城町出身のMF嶋田慎太郎(20)が「恩返し」の今季初ゴールを決めて快勝した。地震の影響で代替開催となったベストアメニティスタジアムでは8日の金沢戦に続く白星となり、6連敗後はこれで3戦負けなし。暫定15位に浮上した。

 地震で大きな被害を受けた故郷を勇気づける一撃だった。前半42分。敵陣ゴール前で相手のクリアミスがMF嶋田の前に転がった。右足を振り抜き、地震後の自身初ゴール。「自分のゴールで益城に勇気と希望を届けたかった」と笑った。

 熊本地震で2度の震度7を記録した熊本県益城町出身。実家は地震で室内の家具が倒れるなどの被害を受け、両親は今も熊本市内の祖母宅に避難している。同市内に住む嶋田も地震直後はコンビニの弁当などでおなかを満たしていた。

 当時は「サッカーどころではなかった」が、同じ熊本出身のFW巻らと避難所を回るうちに、ジュニアユース時代から育ったクラブへの思いが強まった。嶋田は「(チームを)愛してくれる人を増やすためにプレーしたい」という思いをピッチで表現する。

 前半34分の先制点はFW清武が両親の前で決めた推定35メートル弾。エースとホープのゴールで、首位だった開幕直後の勢いを取り戻してきた。

 次節からのアウェー2試合の後、7月3日のC大阪戦で約3カ月ぶりに本拠地うまかな・よかなスタジアム(熊本市)に戻る。「やっと熊本で試合ができる。多くの人の前で勝利を届けたい」。嶋田は勇気と希望を届け続ける。

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