代表小林対決は悠の勝ち!先輩の意地

 「J1、川崎1-0磐田」(29日、等々力陸上競技場)

 川崎は磐田に1-0で競り勝ち、首位を守った。2位鹿島は甲府に4-0で完勝。消化が2試合少ない浦和は鳥栖と0-0で引き分けた。広島は福岡に4-0で大勝し、大宮と神戸は2-2で引き分けた。リーグは日本代表の活動のため中断し、熊本地震の影響で延期された6月2日の2試合を挟んで11日に再開する。

 後半43分、川崎のFW小林悠はゴールの匂いをかぎ取った。「(大久保)嘉人さんにボールが入った時からくると思った」。大久保から右サイドのDFエウシーニョに渡った瞬間、ギアを上げてゴール前へ。目の前で相手DFの足に当たったため記録はオウンゴールだったが「(相手が)触らなければ、絶対自分が決めていた」と、自らの得点のように喜んだ。

 30日から始まる日本代表の合宿に招集された。3月の代表合宿中には負傷で途中離脱しただけに「ケガなくいけてよかった。ホッとしている。代表でもケガをせずアピールしたい」と意気込んだ。自らの得点は生まれなかったが、90分間でチーム2位の10・777キロを走破。攻守両面で豊富な運動量を見せつけた。

 注目された、磐田の日本代表MF小林祐希との“小林対決”も制し、首位をキープ。28歳のストライカーは、好調を維持して代表合宿へと乗り込む。

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