広島・森保監督 破る!“カネの壁”

 「クラブW杯・3位決定戦、広島-広州恒大」(20日、日産スタジアム)

 世界3位の座は譲れない。開催国代表の広島・森保一監督(47)は3位決定戦に向けて「日本の代表として、勝って3位を獲得したい」と力強く宣言した。

 対戦相手の広州恒大にはブラジル代表MFパウリーニョら4人のブラジル人に加え、中国代表も名を連ねるなど「アジアトップクラスの選手層」(森保監督)を有する。年間予算100億円を超えると言われる金満軍団の壁に日本勢は幾度となくはね返されてきた。

 中3日で迎える一戦は広島にとって今季49試合目となる。今大会は11日間で4試合目。流動的な選手起用を行ってきたものの、疲労はピークに達している。指揮官は先発メンバーについても「自分の中では100%決まっていない」と悩める胸中を明かした。

 それでもアジア勢同士の対戦で後れを取るわけにはいかない。初出場5位だった3年前の成績は既に上回っている。“アジアの巨人”を制し、クラブ史に新たな1ページを加える。

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