C大阪、引き分けでプレーオフ進出決定

 「J1昇格プレーオフ・準決勝、C大阪0-0愛媛」(29日、ヤンマースタジアム長居)

 1年での復帰を目指すレギュラーシーズン4位のC大阪は、5位愛媛と0-0で引き分け、リーグ上位のC大阪が決勝に進んだ。11年以来のJ1を狙う3位の福岡は、1-0で6位長崎を下した。昇格の1枠をかけた決勝は12月6日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる。

 勝ちきれなかった悔しさと、昇格へ望みをつないだ安堵(あんど)感。C大阪の選手たちは、複雑な表情を浮かべながら終了の笛を聞いた。

 引き分けでも決勝に進めるとはいえ、「勝ちにいっていた」とMF山口。前半はチャンスが少なかったものの、後半はFW田代を中心に攻め立てた。

 シュートは相手の5倍の15本を放ちながら、最後までネットを揺らせなかった。2度の決定機を逸した田代は「チャンスで決めきれなかった。本当に感謝している」と、ゼロに抑えた守備陣に頭が上がらなかった。

 36歳のベテランMF橋本は、守備面での手応えから「チームになってきた感じがある」と言う。次戦はドローが許されないものの、リーグ最終節から2戦連続で完封しており、一体感が生まれつつあるのも確かだ。

 1年前、同じスタジアムでJ2降格が決まった。負けられない戦いで4点を失い、桜は散った。DF山下は「あの悔しさを忘れずに、次勝って終わりたい」と決意を口にした。

 大熊監督は「勇気を持って戦う」と力を込めた。決勝の会場はホームスタジアム。大歓声とともに、この1年の思いを形にする。

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