武蔵一発回答弾決める!

 「練習試合、U-22日本代表候補1-1湘南」(26日、Shonan BWMスタジアム平塚)

 リオデジャネイロ五輪を目指すサッカーのU-22日本代表候補は、J1湘南と練習試合(45分×2)を行い、引き分けた。後半43分、途中出場のFW鈴木武蔵(21)=水戸=が同点ゴールを決めた。来年1月にカタールで行われる五輪最終予選を兼ねたU-23アジア選手権に向けて、12月上旬には中東遠征を予定している。

 帰ってきたエースが、チームを敗戦の淵から救った。後半40分に投入された鈴木が、わずか3分後に約25メートルの強烈な同点ミドルを沈めた。「ゴールへの軌道が見えた」と、迷うことなく右足を振り抜いた。

 負傷を繰り返し、8月の京都合宿以来の招集だった。股関節や内転筋の負傷が癒えた矢先、11日の天皇杯で左太腿裏を痛めた。代表から遠ざかっている間にFW鎌田ら新戦力が台頭し「危機感や焦りはもちろんあった」と明かした。生き残りをかけた一戦。与えられた5分間で答えを出した。

 試合当日の午前中にコンディション調整も兼ねて練習を行った。約1時間、シュート練習を繰り返し疲労もたまっていたが「効果があった」と笑った。

 手倉森ジャパン13得点目で最多ゴールに並んだストライカーの勝負強さに、鎌田は「あれが今までエースをやっていた人なんだな」と舌を巻き、手倉森監督も「アタッカー陣の競争に火を着けた」と評価した。

 「この1点じゃ満足できない」とゴールへの飢えを隠さない。この日見せた決定力が最終予選でも必要となる。

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