ピッチに水まいて!ハリル監督異例要求

 「W杯アジア2次予選、アフガニスタン-日本」(8日、テヘラン)

 サッカー日本代表は7日、W杯ロシア大会アジア2次予選E組のアフガニスタン戦に向けて、会場のアザディ競技場で公式練習を行った。会見に出席したバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は必勝を宣言した上で「芝が少し長い。カットして水をまいてほしいと公式に要求する」と発言。“アウェー”での戦いに臨む監督として異例の申し出をした。

 日本代表にとって、今予選としては初めてとなる“アウェー”での戦い。今回は政情不安のアフガニスタンではなく、中立地での開催となるが、熱血指揮官は会見で早速、ジャブを放った。

 「先ほどピッチを見たが、芝が少し長い。できればカットして、水もまいてほしい。これは公式に要求したい」。“敵地”での試合に臨む監督として、ピッチコンディションに要求を突きつけるのは異例。素早いパス回しが可能となる状況を強く望んだ。

 チャレンジする価値はある。会場の長い芝生に加えて、テヘランの高温、乾燥した空気、そして標高1200メートルという高地を考えれば、試合中の消耗が激しくなることが予想される。アフガニスタン側も要求すれば、イラン連盟が芝生のカットと、散水を受け入れる可能性はある。

 3-0で勝った3日のカンボジア戦後、長距離移動もあった。高地への順応もできていないため、指揮官は「初日はかなり軽めの練習だったが、肺に負担を感じた。海抜の差を感じている」と打ち明けた。

 「われわれが、さらに高いレベルにいくためは、アウェーで勝利しないといけない。ホームより、さらに野心や勇気が必要だ」。心身両面でのタフネスぶりが求められる戦いで、力の差を見せつける。

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