浦和、J1タイ記録の開幕13試合無敗
「J1、鳥栖1-6浦和」(30日、ベアスタ)
浦和が開幕からの連続負けなし試合を「13」に伸ばし、2003年名古屋、02年横浜Mが持つJ1記録に並んだ。
浦和は前半22分に鳥栖のDF吉田が退場し、1人多い有利な展開だったが、先制された。ハーフタイムの控室ではペトロビッチ監督が今季一番の怒声を響かせたという。
後半2分、その猛ゲキにまずMF武藤が応えた。MF阿部のシュートの跳ね返りが腹を直撃したが、顔をゆがめながらもこぼれたボールを右足でゴール左隅に突き刺した。
MF柏木が後半14分にダイビングヘッドで続き、4分後にはFW興梠が左足で20メートル超のミドル弾を沈めた。3月に日本代表復帰を果たしたストライカーは「前半は死んでいた。自分のところでボールを失わなければ内容は変わる」と振り返った。
その後も3点を追加して計6得点。ベアスタでは昨年、優勝を目前にロスタイムに被弾するなど、直近3年間で1分け2敗の鬼門だった。興梠は「去年と違うところを見せられた」と語った。DF槙野は「僕たちは畳み掛けるバイエルン(・ミュンヘン)を目指している」。欧州王者の風格を模範とする浦和。史上初の無敗ステージVも視野に入ってきた。