本田低迷するチーム再建へ「残りたい」

 「イタリアリーグ、ACミラン3-0トリノ」(24日、ミラノ)

 ACミランのFW本田圭佑(28)はホーム最終戦となったトリノ戦に右FWなどでフル出場し、来季も残留し、低迷するチーム再建への意欲を示した。前半にザッカルドが退場処分を受け、ハーフタイムには抗議したインザギ監督も退席させられる荒れ模様の一戦だったが、3-0で勝利を収めた。

 本田は今季のホーム最終戦出場後、決意を表明した。チームは10位と低迷し、インザギ監督の交代や選手の大幅入れ替えも取りざたされる中、「損得でチームを去る人は多いが、来季も必要とされるなら残りたい」と残留しての再建へ意欲を口にした。

 この日は前半で味方に退場者が出た後は特に持ち味が光った。前線で体を張ってボールをキープし、時にはファウルを受けながら劣勢の中でひと息つく時間をつくった。後半9分には逆襲で右サイドを独走し、シュートにつながるクロスも。同11分にも体を張ってパスをつなげ、PK獲得への流れを呼んだ。

 ただ、シーズン序盤に6得点しながら、その後無得点が続く状況には満足していない。前半18分に低い弾道で直接狙ったFKも防がれ「点を取らないと生き残れない」と危機感も口にする。

 少年時代から憧れた強豪クラブの復活へ監督、選手ともに「世界で勝ち方を知っている人が求められる」と言う。その一員になるとの意気込みを、最終戦でも示せるか。

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